ドラゴンボールと言えば、
ご存じ鳥山明が原作の漫画です。

少年ジャンプでは、
1984年51号から1995年25号までの間、
連載が続いた漫画です。

これまでに映画、ゲームなどの多数の製品が作られ、
人気は日本だけにと止まらず、全世界に広がっています。

これだけ人気の原作者の鳥山明は、
順風満帆に生きてきたかのように思えますが、
しかしドラゴンボールが出来るまでには、
かなりの産みの苦しみ、葛藤などがあったようです。




鳥山明は当時『Dr.スランプ』を少年ジャンプで描いていたが、
アイデアがつき、連載を終了したがっていた。

編集部と相談した所、
『Dr.スランプ』の連載終了してもいいが、
連載終了から3ヶ月以内に次の連載を始める事が条件となった。

そこで鳥山明は、『Dr.スランプ』の連載と平行して、
新しい漫画のアイデアを練った。

以前に描いた読み切り作品
『騎竜少年（ドラゴンボーイ）』、
『トンプー大冒険』が好評だったんで、
この２つの世界観を膨らませる事にした。

更に『西遊記』の要素も入れ、
ボールを集めるというアイデアは『南総里見八犬伝』から得ている。

タイトルはブルース・リーの
映画『燃えよドラゴン』から取られた。

色々練って作ったが、担当の鳥嶋和彦の反応は冷たく、
第二稿、第三稿と描き直し、
ようやくドラゴンボールの連載が開始された。




ドラゴンボールは連載開始からアニメ化が決まっていて、
最初は高い支持率で始まったが、徐々に下降。

「主人公が地味なので人気がないんだ」と担当の鳥嶋和彦に指摘され、
強さを求める主人公と言うテーマを作品に持たせる。




そしてマジュニアとの決着をつけたところで
ドラゴンボールの物語は終わる予定だった。

そのため、天下一武道会編では、
残されていた伏線の回収や、悟空の成長、
成長したチチとの再会と結婚、
天津飯との決着等それまでの内容となった。




しかし鳥山明、編集部のみの考えのみで、
ドラゴンボールの
連載が終われる状態ではなくなっていた。

ドラゴンボールの経済効果は日本のみならず、
海外まで拡大し、
ドラゴンボールを終了すると、
少年ジャンプの発行部数の低下、
フジテレビ、東映動画などの業績にも影響を及ぼす。

そしてトップを並べての会議が行われ、
株価への影響など最小限に抑える感じで、
ドラゴンボールの連載は終了した。

『ドラゴンボールZ』は、
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を原作としたアニメ。

ドラゴンボールの放送は、
1986年2月26日～1989年4月19日。全153話。
原作では、第23回天下一武道会までにあたる。

ドラゴンボールZの放送は、
1989年4月26日～1996年1月31日。
全291話 + スペシャル2話。
サイヤ人編から原作ラストまでがここにあてはまる。

『ドラゴンボールZ』は、
日本のみならず世界４０カ国以上で放送されています。




タイトルのZは、鳥山明本人が命名したもので、
鳥山によれば、ドラゴンボールを早く終わらせたくて、
アルファベットの最後の文字であるZにしたらしい。

このことを考えると、鳥山明は、
ドラゴンボールの連載を早く終わらせたかったと推測できます。

鳥山明は『Dr.スランプ』の連載も終了したがっていて
その後、ドラゴンボールへの連載が始まったわけですが、
これを考えると、鳥山明は、
４～５年程度で飽きてくる性格なのではないでしょうか。

人間だれでも、４～５年も同じ事をしていると飽きてきますよね。

しかし現実、ドラゴンボールは世界中で大ヒットし、
映画、ゲームなどが大量に発売され、
大きなものになってしまいました。




ドラゴンボール関連のゲームは５０以上。

ファミコンから、プレステ３、
携帯ゲーム機であるゲームボーイから、ＤＳ、PSPと
多数発売されています。

またアーケードゲームや、
韓国と日本との共同開発のPC用のゲーム
ドラゴンボールオンラインと言うのまであります。




また映画は東映まんがまつり、東映アニメフェアの中の一つとして
１７作品くらいが制作されています。

また2009年にはハリウッドで実写化されました。




９５年に連載が終了しているにも関わらす、
１４年経った現在でも、これだけの人気を博していると言うのは
凄いことだと思います。

ドラゴンボール
1986年2月26日～1989年4月19日。全153話。
原作では、第23回天下一武道会までにあたる。




ドラゴンボールZ
1989年4月26日～1996年1月31日。全291話 + スペシャル2話。
サイヤ人編から原作ラストまでがここにあてはまる。




ドラゴンボールGT
1996年2月7日～1997年11月19日。全64話＋番外編１話
最終話から5年後の世界が舞台に、
鳥山明の原案を元に作られた
完全オリジナル作品。

ＧＴとは、「Grand Touring（グランド・ツーリング）の略。




ドラゴンボールGTは、
究極のドラゴンボール編、
ベビー編、 悟空外伝!勇気の証しは四星球（スーシンチュウ）
超１７号編、邪悪流編からなっています。




GTのストーリーは、
悟空がウーブと修行に出て５年。
ウーブは１５歳になり、立派な戦死になっていた。

願いを叶えてから、ドラゴンボールを１年以内にそろえないと、
星そのものが消滅する。

それをピラフが使ってしまう。

悟空は、パンとトランクスと一緒に
ドラゴンボールを集めるために旅立つ。




GT の視聴率は、
平均視聴率：１４．６％
最高視聴率：１９．７％で、

Z の平均視聴率
関東２０．８％、関西２５．４％には届かなかったが、
アニメの視聴率としてはいい方です。

4月5日朝9時からフジテレビ系で
新番組『ドラゴンボール改』が放映されています。

番組は1989年4月から1996年1月まで放送された
『ドラゴンボールZ』を、新たに編集したもの。

放送時間は今までと違い、日曜 9:00 - 9:30となっています。




『ドラゴンボールZ』のテレビ放映時は、
原作とアニメが同時進行してい事もあり、
アニメが原作を追い越さないように、
アニメではオリジナルの要素も加えていました。

しかし今回の『ドラゴンボール改』は
鳥山明オリジナルカット版としており、
より原作に近いかたちで再編集されています。

また物語に新たな編集を加え、
スピーディーな展開を実現しています。

つまり『ドラゴンボール改』は
『ドラゴンボールZ』のアニメから、
アニメのオリジナルと取り、
より原作に近いモノになっています。




再編集だけにとどまらず、
最新のデジタル技術により、
当時の映像をフィルムからHDリマスター化して
フルハイビジョン放送に対応させています。

音楽･音響効果も一新し、モノラルだったものを、
ステレオにしています。

アフレコはオリジナルキャストを中心に再収録をしています。






ＤＳの『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』が、
2009年4月に発売されました。

内容はアニメエピソードがメインのRPG。

その他ゲームオリジナルの敵キャラや、
ゲームオリジナルのサイドストーリーも挿入されています。

また9月には、ブルーレイも発売されます。




今年はハリウッド制作の映画も上映され、
未だに作られるゲーム。

また韓国と共同で開発している、ドラゴンボール・オンライン
など未だに衰えないドラゴンボールの人気は凄いですね。

ドラゴンボールは
ドラゴンボール、Z 、GTと進み、終わりましたが、

なんとドラゴンボールAFと言う物が存在するらしいのです。

ＡＦ？

知らない？




ドラゴンボールAFとは、GTが終わってからの続編。




でも、このドラゴンボールAF。
鳥山明が原作ではないのです。

ドラゴンボールAFは、
おそらくアメリカの同人誌で掲載されたもの？

アメリカが勝手に作った、アニメです。

なんと１９０話以上もあります。




孫悟空は超サイヤ人４まで覚醒できるが、
ドラゴンボールAFでは、
サイヤ人５、サイヤ人６・・・・
そしてサイヤ人１０まで覚醒できるのです。

またドラゴンボールには合体技がありますが、
AFオリジナルの合体技もあります。

やり過ぎの感もあるが、
ファンが作ったから、
原作者の鳥山明を超越したものができるのかもしれない。

見る方は面白いが、著作権はどうなっているのでしょうか？




でも、こう言うのアメリカが得意とする所。

日本の昔のアニメで「マッハGoGoGo」と言うのがありましたが、
この「マッハGoGoGo」がアメリカで大人気となり、
2006年には「スピード・レーサー」
と言うハリウッド映画にまで発展しました。

このときも「マッハGoGoGo」の後に、
続編として、アメリカ独自のシナリオでアニメが作られました。

車の性能や、武器は、日本のアニメをしのぐモノとなりました。

しかし、この「マッハGoGoGo」の続編の視聴率は良くなかったそうです。




それを考えると、
ドラゴンボールAFの視聴率も？

細部にこだわった、繊細なストーリーは日本人の得意する所。

パワーアップしたからと言って、
面白さもパワーアップする訳ではありません。

2008年2月16日、制作発表から約1年。

長いことベールに包まれていた
「ドラゴンボールオンライン」の概要がようやく見えてきた。




ドラゴンボールオンラインの舞台は、
原作から約２５０年後の地球。

プレイヤーは人間、ナメック星人、
魔人から選択することができる。



選べる職業は、
人間であれば武闘家、祈祷師、エンジニアの3つ、
ナメック星人では戦士と龍族、
魔人は大魔人と意魔人のそれぞれ2つから選択できる。




タイト ：ドラゴンボールオンライン
ジャンル ：MMORPG（多人数参加型オンラインRPG）
発売元 ：株式会社バンダイナムコゲームス
開発元 ：NTL
運営 ：CJインターネット（韓国）／未定（日本）




ドラゴンボールオンラインの開発は、日本と韓国との共同。

ドラゴンボールは、PS2などで全世界に１０００万本以上販売しているが、
家庭用ゲーム機の次のステップである、パソコン向きオンライゲーム。

「MMORPG」は聞き慣れない言葉だが、多人数参加型オンラインRPG。

韓国ではオンラインゲームが盛んです。

バンダイコリアでは、世界に通用する「MMORPG」を作りたいと言うことで、
世界的に人気のドラゴンボールが選ばれたのです。




ドラゴンボールオンラインの
最大の特徴は、原作者鳥山明氏が全面監修をしている事。
キャラクタデザインや、ストーリー設定は、
すべて鳥山氏の監修を受けた上で作られるという。

韓国のオンラインゲーム開発ノウハウが取り入れられており、
相当量が韓国側で開発されている。

韓国では2007年夏のβサービスに向けて現在準備が進められ、
日本では2008年サービスインを予定。




ドラゴンボールオンライン、
2009年2月の時点でも、
まだ日本のオンライン運営がどこなのか決まっていない状態。

2009年内でのサービスの開始を予定しているらしいです。